何度目かの戸倉上山田温泉。上田駅からレンタカーかタクシーで30分ほどかけて行くのが行きやすい。
タイミングが合うなら、最寄りのしなの鉄道の戸倉駅は、北陸新幹線の長野駅から30分弱。上田駅からは15分ちょい。戸倉駅から上山田温泉はタクシーで5分ほど。宿によっては送迎もある。

千曲川沿いに佇むしげの家は、昭和37年創業の8室だけの小さな宿。落ち着いた雰囲気で、食事も美味しく、ベテランの仲居さんだったのも心地よかった。

大浴場は1階にあり、翌朝10時半まで一晩中入れる。23時に男女入れ替え。
右から「朧の湯」、「月待ちの湯」、正面が貸切風呂の「霞の湯」。

真ん中の「月待ちの湯」だけに露天風呂がある。チェックインが遅くて、夕食前に入れなかったのが残念。14時インの宿なので、14時から何回も入りたかったな。

脱衣所からは浴室への出入り口と、直接露天風呂へ行ける出入り口がある。洗面台は2つあり、化粧水などのアメニティも完備。ドライヤーもある。

手前の広いスペースが洗い場で、奥に内風呂。ガラス張りの向こうに露天風呂が見えてる。

両端の壁際にシャワーが3つずつと、上から出るシャワーが手前にひとつで、全部で7つ。

天井も壁も木造りの浴室。内風呂の湯船は縁だけが木。

湯口には道祖神。ありそうでなかったような。

湯口は44.5度ちょい。薄いベージュの析出で色付いていて、ふわりとほんのり硫化水素臭がある。湯船は41度割れの適温。

上山田温泉株式会社の混合泉で、源泉温度は44度。冬季のみ加温してる。今は加温源泉のかけ流しなのかな。

現在、上山田温泉株式会社は14本の源泉を所有し、毎分2,200ℓ汲み上げ、20軒の宿、8軒の施設、10軒の個人宅に配湯してる。どの源泉に近いかで湯が微妙に違うのだそう。

縁からかけ流されていて、サイフォンにもなってたっぽい。

露天風呂は脱衣場からも浴室からも出られる。ちょっと長い小道の先。

庭に面する露天風呂は、

少し小さめの檜の湯船。

乳白色の濁り湯に見える。戸倉上山田温泉でこんな濁り湯、初めてのような。内風呂と明らかに違う色。たくさん白い湯の花が舞ってる。

縁から外へと溢れ出るかけ流し。湯口で39.5度ほど、湯船は39度とぬるめだった。加温なしの完全な源泉かけ流しなのかな。

翌朝は「朧の湯」へ。それほど広い脱衣所じゃないけど、全7室の宿なので充分な広さ。

月待ちの湯と同じく、手前に広い洗い場。シャワーは6つかな。しっかり仕切られてる。

こちらは石造りの浴室で、奥に内風呂がひとつのみ。一面の窓から日本庭園を眺める作り。季節によっては窓を開けて入れるみたい。

はすの葉をあしらった湯口に蛙。湯口で44.5度ちょい、湯船は41度と、月待ちの湯と同じ湯温。硫黄の香りに、ぬるつるの湯感触。

どの湯船もサイフォン式で、湯使いが心地いい。毎日完全換水して清掃されてるので、塩素消毒もない。

貸切風呂は1時間ごとの予約制。夜は23時50分までで、翌朝は6時10分から9時半まで。

木札を裏返して入浴中にし、中から鍵をかけて入る。

貸切にしては広い脱衣場。

少し暗めの手すき紙の明かり。洗い場にはシャワーが2つ。

窓を開閉できるようになっていて、

小さな坪庭が見えるようになってる。

大浴場と同じくらいの湯温で、湯口からは44度ちょいの湯が注がれ、湯船は小さめなので41.5度弱と若干熱め。

湯口に白い湯の花が溜まってた。湯の中にも薄茶色の湯の花が舞ってる。

この湯船もやはり、縁の排湯口とサイフォン式でかけ流し。

部屋は大浴場と同じ1階の露天風呂付き「桂」。

同じ庭に面してる。立派な鯉のいる池があまりに近過ぎる。湯が縁から溢れると、餌かと思うのかな、たくさん寄ってくる。

シャワールームもついていて、シャワールームからももちろん出られるし、部屋からも湯船に降りられる。

気持ちよく縁から溢れ出るかけ流し。

白い湯の花が底に積もるほどたくさん舞ってる。

白だけじゃなく、黒いのも灰色のも。

いかにも硫黄泉の湯の花。硫化水素臭もしっかり匂い、ぬるぬるの湯感触がたまらなく気持ちいい。他の湯船に比べて、匂いもぬるぬるも強い。

湯口も触るとぬるぬる。湯口は43度で、湯船は40.5度から41度くらい。ずっとぬるめの適温で、めちゃくちゃ気持ちよかった。
湯船の中には3つの湯の出入り口があるけど、出てないようだった。分からないくらいの量なのかもしれないけど。
ごはんも美味しくて、また泊まりたい宿。
戸倉上山田温泉 千曲乃湯 しげの家
★★★★
アルカリ性単純硫黄温泉
44.0度
pH 8.7
加温あり 加水循環消毒なし
内風呂2 露天風呂1 貸切風呂1
2026.3 宿泊


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