別府鉄輪温泉 鉄輪むし湯(大分)

鉄輪温泉 湯治 柳屋(大分)-温泉手帖♨︎ のすぐ裏手、徒歩1分くらいのところにあるのに入ったことなかった鉄輪むし湯。

使ったことなかった出入り口から。

ここから出たらなんと1分でむし湯だった。

鎌倉時代の建治2年(1276年)に一遍上人によって創設されたといわれる鉄輪むし湯。

時間は7時半から19時半まで。冬季以外は6時半から20時まで。年末年始も年中無休。

入浴料に、小さいタオルと浴衣のついた1,100円の手ぶらセット。蒸風呂で着る浴衣。

このセット、ことぶき屋さんで800円で買えるかんなわ温泉宿泊者特典。

センス良すぎる入浴券。かわいい。

待ち時間があり、番号札を渡されて待つ。正面に待合室もあるけど広くはないので、土間で立って待つ。温泉タオルも売ってる。

左右で男女に分かれてて、右側が女湯。番号呼ばれたら脱衣室へ。

籠のある脱衣棚と100円ロッカー。脱衣室の奥に蒸風呂。撮影禁止だけど、周りの人の了解得て、スタッフのおばちゃんが撮るのはオッケーと、撮ってくれた。

脱衣室の蒸風呂の逆側に内風呂。シャワーが4つ、右手にかけ湯がある。

まずは蒸風呂の行く前に、裸でかけ湯をし、浴衣を着てから蒸風呂へ。画像はHPなどから。

頭打たないように屈んで入る。実際はもっと暗くてもっともっと狭く感じる。温泉の噴気で温められた8畳ほどの石室。4人定員。石菖は茶色く見え、薄くなって床に近くて熱いところも。

独特の香り。石菖は岩に着生して成長し形態が菖蒲に似ている、清流沿いにしか群生しない薬草。鎮痛、鎮静作用があり神経痛、リュウマチ、肩腰膝痛、冷え性、ストレス解消、認知症予防等に効能があるのだとか。

窮屈に石が4つ並んでて、それが枕。隣の人に当たらないよう気をつけるくらい狭い。その石に持って入ったタオルを敷いて横になる。石がなんか平ではなく微妙な当たり具合。こんな枕じゃ寝転がっていられないよ、と思うけど、言うほど苦痛じゃなく、あっという間の10分。

小さな小窓が2箇所。あ、これがあの石室なんだと納得。

まさにこれが女湯の蒸風呂。源泉は150m掘削で自噴してる99.5度の単純温泉。

40mgしか溶存物質がない単純温泉。こんなに少ないの初めて見たかも。しかも99.5度と高温。ちなみにpH 5.5の弱酸性。ただただめっちゃ熱いお湯が噴き出してるってことだよね。

蒸し湯時間は約8分で一度声掛けがあり、追加で2分できる。結構すぐにお尻が熱くなり、膝を立てて浮かし気味に。これ最初に寝転がる時にうまい具合に草を敷いとけばマシだったのかも。10分はあっという間。

サウナとか苦手だから普段は入らないけど、これはそれほど熱すぎず、じんわり暖まってく。すごい汗が出るって書いてあったけど、それほどでもなかった。

内風呂は蒸風呂と違う源泉で、ナトリウム-塩化物泉。pH 4.1の弱酸性で、源泉温度は81.7度。成分も4,500mgと濃い源泉。

びっくりするほどふわふわでふわぬるの肌触り。保湿成分のメタケイ酸が685mgも入ってる。殺菌作用のメタホウ酸も84mgと多く含む。

湯口が51.5度弱で、湯船は43度だった。かけ湯の時はすごくあちちだったけど、蒸風呂後はそれほどでもなく入れる。すごいふわふわで気持ちよかった。

外には無料の足蒸し。何回も何回もここを通ってるけど、その時タオルなんて持ってないし、少し面倒だし、やったことないけど気持ちいいだろうな。

これまた違う源泉で、なんと3mgしか成分がない単純温泉。でも99.5度。別府奥深し。

八十八湯のスタンプ、慣れてないから持って来るの忘れてて、湯上がりに取りに行ってきて押してもらった。

蒸風呂はなんか一瞬で終わった感じで少し物足りない。気持ちいいので、せめてもうワンクールくらいはしたい。

 

別府鉄輪温泉 鉄輪むし湯
★★★★
ナトリウム-塩化物温泉
81.7度
pH 4.1
?ℓ/分 測定せず(掘削自噴)
内風呂(男1 女1)蒸風呂(男1 女1)
加水加温循環消毒なし
2024.12 日帰り入浴

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