おごと温泉 湯元館(滋賀)

京都の奥座敷、滋賀のおごと温泉は約1,200年前、比叡山延暦寺の開祖・最澄によって開湯された温泉地。京都駅から湖西線で20分のおごと温泉駅下車、送迎で約5分と好アクセス。

滋賀県大津市に位置するおごと温泉は、比叡山に近い景勝地で、琵琶湖の西岸に沿って9軒の宿がある。

前回はおごと温泉 びわこ緑水亭(滋賀)-温泉手帖♨︎、今回選んだ宿は湯元館。昭和4年創業、雄琴で最初の温泉旅館。開湯がすごく古いわりに旅館ができたのは昭和になってから。

男女別の大浴場とは別に露天風呂が2つ、貸切風呂も2つある。

一つだけ離れたところにある露天風呂「月心の湯」。朝夕で男女入れ替え。チェックインした日の24時までこちらが女湯。翌朝5時から10時半が男湯となる。

月心亭の棟の11階にあるので、5階の連絡通路で移動。行くの面倒くさくなりそうなので、とりあえず一番に向かってみる。

ガラス張りの明るく広い脱衣所。

全ての浴場にバスタオルもフェイスタオルも備え付いてる。69室もある大きなホテルにしてはめずらしい。とてもありがたい。

脱衣所からすでに琵琶湖の眺望。

脱衣所から出て右手の扉が屋外の露天風呂出入り口、正面にあがり湯専用シャワー、左手に洗い場がある。

仕切りのある洗い場でシャワーが4つ。シャンプーなども揃ってる。ただ露天風呂に浸かりにくるだけの浴場でもなく、大浴場レベルの設備。

わ。絶景。清々しい風が吹いてる。手前に大きな湯船、

真ん中に足湯を挟んで

奥に屋根付きの東屋のような湯船がもう一つ。

お天気良かったので、琵琶湖のブルーと空色が素晴らしい。

湯使いは循環。湯口も湯船も41.5度。しっかり塩素臭がする。

水辺独特の虫が結構浮いてる。

奥にある東屋風の湯船は、周りに段差があり、おそらくゆっくり座って眺望を楽しめるようになってる。

こちらは41度弱。

おごと温泉の源泉は3本あり、市第456号泉の混合泉。源泉温度27度のアルカリ性単純温泉で、加温し循環利用。

大浴場は琴音の棟の8階で、眺望大浴場「山望の湯」と「湖望の湯」があり、夜は24時まで。翌朝男女入れ替えで、5時から9時半まで。

まずは比叡山を望む山望の湯。

脱衣所から浴場に入ると目の前が内風呂で、ガラス窓の向こうに露天風呂まで見えてる。

洗い場は左手前のブロックに4つ、

その奥に8つ、

反対側の水風呂の隣にも3つ。どれも仕切りのあるタイプ。

さすがに全69室の大きな宿、シャワーの数も多い。

水風呂の隣にはサウナ。

内風呂はかなりゆったりサイズ。

完全ガラス張りで、間違いなく眺望大浴場。

どれが比叡山なのか分からないけど、山々が見える。

露天風呂からも山の眺望。

目隠しがあるのだけど、隙間から山桜。

露天風呂は39度とぬるめで良いなぁと思ってたら、急に熱いお湯が循環しあっという間に40.5度。湯口は43.5度くらい。循環特有の泡が肌に付くのでふわつるの肌触り。

翌朝、男女入れ替わった湖望の湯は、琵琶湖を望む大浴場。

脱衣所はこちらの方が小さい気がする。

右手にシャワーが6個と、立ったままのがひとつ。

水風呂の前にサウナ。

ガラス張りで琵琶湖の水平線がしっかり見える内風呂。湖畔に建ち並ぶ宿の向こうに琵琶湖。少し離れた場所にある湯元館。

内風呂は41.5度で、塩素臭がきつい。

内風呂から見上げる場所に露天風呂がある。奥にはもう1箇所洗い場も。

8個だったかな。こちらは隣同士の仕切りはなし。

階段を上ったところに露天風呂。

ほとんどの部分に屋根がある。

湯口のある手前側は浅くて熱め。

朝は熱めの設定なのか、湯口付近は42度、端まで離れても41.5度。

琵琶湖から朝日。なんで誰も見に来ないんだろう。部屋から見えるのかな。朝もずっと独泉。

階段上から見た内風呂。

大浴場の他に貸切風呂が2つ「木の香」と「石の音」。予約制で50分5,500円なのだけど、特典で無料だったので、木の香を利用。利用時間は7時から22時まで。

脱衣籠にバスタオルとフェイスタオル。冷蔵庫にミネラルウォーター。

使ったタオルはそのままで、と言われたけど、そのままってどのままよ?とちょっと疑問。

逆側にある洗面台に、これ使いましたよ的に置いておいた。

貸切風呂には内風呂と露天風呂。

屋外には落ち葉がたくさんで、置いてあった足拭きマットにもたくさん葉っぱが付いてた。露天風呂の湯温は41.5度。足が汚れるし、内風呂へ。

檜の湯船は、41度ちょい。循環だけど大浴場ほど泡がつかない。塩素臭も少しマシ。

貸切風呂は眺望大浴場と同じ琴音の棟の6階。同じく5階にある露天風呂「湯幻逍遥」が「月心の湯」と男女入れ替え制のもう一つの露天風呂。この日は翌朝5時から10時半が女湯。

すごく雰囲気のいい入り口。建物の5階なのに別の建物に入っていく感じ。

脱衣所も広く、ウッディな建物みたい。

脱衣所から出た右手のドアは屋外の露天風呂出入り口。その隣はミストサウナ(休止中)。左手に洗い場があり、

しっかり仕切りのあるシャワーが8個だったかな。

通路の先にはもう一つ、露天風呂出入り口。湯船がコの字形で、二箇所入り口がある。

奥から入ると、突き当たりに浅い寝湯。

こういうコの字形。5階とは思えん。

脱衣所側から入るとこんな風。循環だけど湯口からも投入されてる。

湯温は41度。とろとろ感が強く、ぬるぬるの湯感触。アルカリっぽさを一番感じる湯船。ここだけは、塩素臭もそれほど気にならなかった。

琴音の棟の温泉付きの部屋。はなれ葭蘆葦や月心亭などどんどんリニューアルして温泉付きの部屋を作ってるみたい。

シャワールームがあり、

広いスペースに半露天風呂。

部屋のお風呂は循環なしと。

加温が41度設定だったので、下げてもらうと、38.5度くらいに。適温で快適だった。

湯口から投入されてるのに、

縁の切れ込みから湯が溢れてないので、それって循環なのでは?とも思うけど、定義がよく分からない。

湯船に浸かるとその分溢れ出て、自分が湯から出ると、溢れた分だけ、ものすごい勢いで注がれる。循環なしというなら、この注がれてる分は加温源泉なのかな。

湯元館は3源泉の混合泉を利用。湧出量は毎分116ℓ。観光協同組合のHPには、もう1つ2源泉(市第4、5)混合泉の分析書があり利用量250ℓとあるので、全体では366ℓ?どこかでおごと温泉全体の湧出量が毎分341ℓってのを見た気がするので、大体それくらいか。

部屋のお風呂はとろりとしていて、ぬるつるの肌触り。pH 9.04のアルカリ泉をしっかり感じられる。

木の目隠しは、角度を変えることもできる。遠くに琵琶湖も。

 

おごと温泉 湯元館

アルカリ性単純温泉
27.0度
pH 9.04
116ℓ/分
大浴場4(内風呂2 露天風呂5)貸切風呂2(内風呂2 露天風呂2)
加水なし 加温循環消毒あり
2023.4 宿泊

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