筑後川温泉 清乃屋(福岡)

福岡空港から50分ほどの博多の奥座敷、筑後川温泉。

昭和31年創業、筑後川温泉の中で最も早く開業した清乃屋。前回泊まったのはほぼお隣の筑後川温泉 ふくせんか(福岡)-温泉手帖♨︎

大浴場「紅葉の湯」は1階の突き当たりを数段降りたところ。利用時間は夜23時まで。翌朝は男女入れ替えで6時半から。

出入り口にフェイスタオルが置いてある。

日帰り入浴が10時から21時で、チェックイン直後は数人とかぶったけど、全14室で温泉付きの部屋や貸切風呂もあるので、独泉も多かった。

脱衣所は棚が2箇所、奥の方は両面。アメニティは、オールインワン美容液みたいな売店で販売してそうなやつが置いてあった気がする。

浴室は畳敷きで、正面に内風呂がひとつ。

洗い場も畳で、シャワーは6つ。スペースは狭めで、ちょっとぎゅっとしてる。

細長い湯船は、周りが段差になっていて、そこに座り湯して半身浴できる。というのも、少し熱くて。

勢いよく注がれてる自家源泉は、源泉温度42.9度で、この日の湯口が44度。湯船は42.5度ある。

ざばざば投入してるので、泡を伴い、湯口のそばは白く濁って見えるほど。

湯口のそばにいると、ふわっふわの泡まみれになり、ふわぬるのぬるつるの肌触り。遊離二酸化炭素はわずかなので、いわゆる炭酸ではないやつ。

硫黄泉には満たず、pH9.1のアルカリ性単純温泉なんだけど、源泉そのままなので飲泉もでき、ほんのり塩気のある香ばしい硫黄の香りがする。

湯口には白いぬるりとした湯の花が付いていて、湯船の中にも舞ってる。

かけ流しで、毎日完全換水して掃除してるので、夜23時までしか入れない。

半露天風呂付きの部屋にしたけど、こちらも同じ時間で、23時に湯が止まる。朝の4時くらいからまた源泉が出始めるので、6時くらいには適温で入れるよと言われた。

浴室にじゃなく、客室に入るとすでにむわっと煙たいような硫黄の匂いがする。

窓を開けたら筑後川が目の前だけど、翌朝は鮎釣りしてる人と目が合う距離だった。

湯口から44度の源泉がどばどば注がれ、ものすごい泡で湯色が白濁して見える。とろりとした湯感触。

湯口の下辺りの側面の穴からも注がれていて、

どばどばざばざばとかけ流されている。

かなりの湯量のかけ流し。

湯船は43.5度と熱く、水で埋めないと入れない。もどかしさよ。夜23時までしか源泉は出ない。それなら湯量を半分にして、夜中もかけ流せばいいのに残念過ぎる。

湯船の側面も底もぬるぬるで、お尻がぬるぬる滑り、あわあわでふわふわ。身体がふわふわと浮遊するような軽さを感じる。

この気持ちよさは格別で、加水するのもったいないけど、加水してぬるくしたら、いつまでも何度でも入っていられる心地よさ。

部屋風呂の気持ちよさに夢中で、男女入れ替え制だと気付かず、もう一方の浴室に入りそびれた。

スペース広々、壁に棚の脱衣所。

あ、こちらは畳敷きじゃないんだ。そして、6つ並ぶシャワーの壁には謎に屋根が付いとるやつ。奥は窓になっているので明るい。

手前の縁からざばざざかけ流されてる。この太いパイプなんだろ。もしかしてサイフォンも併用だったのかな。

湯口の木には白い湯の花が溜まってる。あぁ、触りたかったな。

奥が浅くなってる湯船。見た目すごく浅そう。寝湯したら、身体がほとんど出そうだけど。

3つの貸切家族風呂があるけど有料なので、入ってない。屋上のサウナ付きのを推してるみたい。温泉付きの4部屋も、内ひとつはサウナ付き。

冬に来たら適温で入れるのかしらと聞いてみたら、冬でも湯船の温度それほど低くないと。そうなのか。とりあえず夏以外に。

 

筑後川温泉 清乃屋
★★★★
アルカリ性単純泉
42.9度
pH 9.1
275ℓ/分
内風呂(男1女1)有料貸切風呂3
加温加水循環消毒なし
2025.9 宿泊

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