山形新幹線で東京から2時間半の赤湯駅。そこから送迎車で5分ちょっとの赤湯温泉。
赤湯温泉 松島館(山形)-温泉手帖♨︎ 、赤湯温泉 山形座 瀧波(山形)-温泉手帖♨︎ に次いで今回で3回目。松島館の向かいにある櫻湯 山茱萸へ。
“さんしゅゆ”と読む。全7室露天風呂付きのお宿。
名湯一門 高見屋グループだった。蔵王温泉 深山荘高見屋(山形)-温泉手帖♨︎ 、草薙温泉 高見屋 最上川別邸 紅(山形)–温泉手帖♨︎の。
全室露天風呂付きだけど、大浴場もある。男女入れ替えはなく、翌朝11時までずっと入れる。
入り口前にはレモン水とオレンジジュース、バスタオルとフェイスタオルが置いてあり、タオルはここから持って入る。
部屋別下駄箱いい。あまりないけど、私はすき。
脱衣エリアには洗面台に化粧水と乳液があるだけ。ほんの少し分けた感じの別エリアに仕切りのある4席。こちらにドライヤー。
浴室は建物と同じトーンの雰囲気で、手前が洗い場。仕切りのあるシャワーが4つ。
広めの内風呂。循環だけど、
入ると、しっかり溢れ出る。湯船はおそらく41.5度の設定。
湯口、触らなかったけど、熱い源泉が出てたのかも。はなから循環って思って行ったので、入る気もなく確認もしなかった。
これ何のオブジェだろ。山茱萸の“山”かな。今見ると析出物がしっかり付いてるし、源泉っぽい。
しかも、循環なのに毎日お湯を入れ替えているそう。それはすごい。
露天風呂があり、こちらはかけ流し。
手前側の縁に乗ってる枕木がいい感じに首にフィット。
ゆったり外を眺められて良き。
奥の縁から溢れ出てた。
バイブラバス(泡風呂)と書いてあったけど、女湯は泡は出てなかった。自分でスイッチを押す仕組みだったのかな。いや、せっかく源泉かけ流しなのだから、変に撹拌しなくていいけど。
湯口は58度弱。湯船は上だけ43度と熱く、底は40.5度割れ。しっかり混ぜたら42度くらいに。ふんわりしたお湯で、ふわつるの肌触り。枕木に頭をのせ、雪景色を眺めながらゆったり。
部屋の露天風呂は、渡り廊下の先に。廊下は屋根付きの室内。
脱衣場にはエアコンもあり暖か。タオルウォーマーやバスローブなども揃ってる。
シャワールームの足元が暖かいのがめちゃくちゃ有り難かった。
この写真だとあまり大きく見えないけど、ふたりでも充分ゆったり入れるサイズ。
湯口のあたりの縁が少し低めなのか、そこから湯が溢れて外へ流れ出てる。
このパイプは何かなと思ってたら、
注ぐためのパイプじゃなく、外に出すためのパイプっぽい。サイフォン式で、底のお湯を外に出してるような。
大きな湯船にたっぷりのお湯が張られ、かけ流し。
足を踏み入れると、沈んでた白い湯の花がぶわっと舞う。
白に見えるけど、手に取ると半透明のグレージュのぬるりと溶ける湯の花。ふさふさとくすぐったいほど身体に積もる。湯上がりのバスタオルにもベージュのたくさんの点々が。
切石の湯口から滑るように熱い源泉が注がれてる。湯口に顔を近づけて嗅ぐと硫黄じゃないけど、何かは匂う。
泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。じっとりきゅうっとした肌触りで、ねっとり感がある。
赤湯温泉には3つの源泉があり、全ての旅館14軒が森の山源泉と森の山2号源泉の混合泉。もう1本は公衆浴場に使用されてる湯川原源泉。これは単純温泉。
湯口で56.5度。ここで不思議なのが、厳冬期は加温もあり得るとのこと。森の山源泉って向かいの松島館の目と鼻の先だから、ここも長い距離を引き湯するわけじゃないと思うのだけど。
しかも源泉温度は60度。加温の可能性って何なんだろう。この日も加温してるかも、くらいの返答だった。
とにかく加温しるかどうかは分からないけど、56.5度の熱い源泉が注がれていて、湯船は43度から44度超え。湯搔き棒でがしがし混ぜて、夜は43度で入ったけど、外が雪でめちゃくちゃ寒いのもあって。
でも翌朝はさすがに加水して、程よい適温で入った。湯口の横に、硫黄で黒く酸化したカランがある。
翌朝は湯口からほんのり硫黄の香りがした。
チェックインが14時からの宿なので、13時インの山中温泉 かよう亭(石川)-温泉手帖♨︎ に次ぐ滞在時間の長さだけど、今回は到着が17時前で残念。せっかくの静かなお宿。ゆっくり滞在できたら。
赤湯温泉 櫻湯 山茱萸
★★★
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
60.4度
pH 7.3
男女別露天風呂付き大浴場 客室露天風呂7
加温加水循環消毒なし ※厳冬期は加温あり
2023.12 宿泊
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