白骨温泉 泡の湯(長野)

真夏に極楽のぬる湯。大好きなマイぬる湯リスト から泡の湯へ。3回目の再訪で念願の連泊。

混浴露天風呂にも女性露天風呂もあつ湯も入る気全くなく、ずっとずっとぬる湯を堪能。

相変わらず、どばどば注がれ、湯面がしゅわしゅわぱちぱち。ものすごい泡まみれな2泊3日。

真夏の湯温は、湯口が34.7度で湯船が34.6度。あつ湯は42.3度だった。

夜かなり強く雨が降ってたので、もしかしたらと期待してたら。

翌朝の女性露天風呂が白く濁ってた!透明なのしか見たことないから嬉しい。やっぱり天候に左右されるんだな。

掃除時間に撮らせてもらった。

朝、湯口の辺りで薬臭を感じて咳こんだので確認したけど、消毒は使用してないそう。

長い時間入り過ぎて、顔を洗い過ぎたみたいで、目が充血。膿が出るほどではないけど、2日ほど腫れがすごかった。次は気をつけよ。でもあまりに気持ちいいから、ついつい顔を洗いたくなる。

 

白骨温泉 泡の湯
★★★★★
2023.7 宿泊

♨︎ ♨︎ ♨︎ ♨︎ ♨︎

6年半ぶりの泡の湯。白骨温泉、無性に行きたくなる。遠いけどできれば年に一回は行きたいな。“3日入れば3年風邪をひかない”だから、連泊しなきゃだめなのか。

3月だけどかなりの雪の日。

雪の中で光るミルキーブルーにうっとり。

駐車場の隅には泡の湯バス停飲泉所がある。去年、白骨温泉 小梨の湯 笹屋(長野)- 温泉手帖♨︎に泊まった帰りもここで飲んだ。

100m掘削し自噴している自家源泉、新泡の湯源泉。炭酸ガスを含む硫黄泉。

大浴場の出入り口にも飲泉場がある。

紙コップがあり嬉しい。通る度に飲むよ。

新鮮で透明な源泉は、ほんのり苦みと炭酸味のある硫黄泉。少し酸味があるけど美味しく飲める。胃腸病、糖尿病などに効果がある。

朝食では、名物の温泉粥。まろやかでねっとり美味しい。だいすき。

飲泉場の先のドアから湯小屋に入ると、まず右手に混浴の大野天風呂の女性用脱衣所。正面の奥が女湯、その手前が男湯。男湯からは直接野天風呂に行けるけど、

女湯からは直接行けないので、この女性用脱衣所で、湯浴み着を着用し、女性用出入り口から野天風呂へ。

こちらの111周年のカレンダー画像にあるように、屋根のある湯小屋の右側が男性出入り口、左の暖簾が女性用の出入り口。

大野天風呂は35度割れ。画像の左手前の4箇所から加温した源泉が注がれていて、真ん中の石の辺りは36度と、ほんの気持ちだけ暖かい。

3本の打たせ湯のような湯口は源泉そのままで、真下は35.5度。近づくと飛沫がしっかり硫黄の香り。ふわつるの肌触り。

寒いし、いちゃいちゃカップルが多いので、そそくさと奥の女湯へ。

入り口に鍵付きのスリッパ入れ。

独特の脱衣所。入ると、あぁこれこれと、記憶が蘇る。とりあえずみんな大野天風呂に行くのか、内風呂は独泉。

右側の小さいのが加温湯船、左が源泉湯船。ガラス戸の外には露天風呂が見えてる。

床も天井も檜造り。灯りまでも湯治場の雰囲気で、深く息を吐きたくなる心地よさ。

高い天井の上部は男湯と繋がっていて、声が筒抜け。

洗い場は軽く仕切られているので、湯船はよりゆったり過ごせる。

シャワーは4つ。熱いカランと水のカランを調節するタイプ。

洗い場の奥の二重のドアの外に露天風呂。男女とも混浴野天風呂とは別に、それぞれ露天風呂がある。

全く濁りのない透明な湯船。

湯口からは48度の加温源泉が注がれていて、湯船は36度。翌朝は37.5度だった。

湯底に穴が開いていて、ここからも加温源泉が投入されてる。なるほど。

木の湯底がものすごい滑るので、注意して歩く。内風呂もびっくりするくらい滑る。ほんと危ないので、そっと歩く。

内風呂の源泉湯船も透明。加温湯船は濁り湯。

縁を挟んで比べるとこんなにも違う。

どちらの湯船からもざばざばと湯が溢れ、かけ流されていて、

真っ白に染まった排水溝の排水口が一生懸命吸い込んでる。

加温湯船の方が湯の花が白く縁に溜まり、がっつり析出してる。

入りたくてたまらなかった源泉湯船。

段差があるのは左の角1箇所だけ。

四角い木箱の湯口には、ポストのような口が2箇所。

大量の源泉が泡をともないながら勢いよく流れ出てくる。

湯口は34.8度、湯船は34.5度。雪の日だったので、若干冷たく寒くはあるけど、それでも何時間でも入っていられる気持ちいいぬる湯。あとほんの少し暖かい日だと最高だったな。

縁から溢れる湯量がすごい。湯船が透明なのも頷ける新鮮さ。

一番新しい令和4年の分析書で、源泉温度は35.9度。毎分1,790ℓもの湧出量。この内風呂にはなんと毎分200ℓも投入されてる。ちなみに野天風呂には毎分800ℓ。

泉質は含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。カルシウムやマグネシウムイオンには鎮静効果、痙攣、炎症を抑える作用があり、慢性皮膚病に効く。硫黄泉も殺菌効果が高い皮膚病の湯。

でも硫黄泉って一瞬忘れるほど、あまり硫化水素臭が漂ってはない。

乳白色のイメージの白骨温泉だけど、湧き出た直後は無色透明。

全く濁りのない透明感のあるお湯に、白い湯の花がたくさん。底に溜まってたり、ふわふわ流れていたり。

粒のような小さいものから、消しかすみたいなのや、湯葉みたいな大きいものまで。

内風呂の源泉湯船はすごい泡付き。ふわふわのあわあわの肌触りが気持ち良すぎる。あっという間にあわあわしゅわしゅわだらけ。付いた泡を払うと、手がじっとりきゅうっと肌に吸い付く。

遊離二酸化炭素は300mgほどしか含まれてないのに、こんなに泡が付くって‥。もうほんとに泡の湯。

あつ湯の方は、熱交換で加温した源泉のかけ流し。43度超えとかなりの熱さ。でも、野天風呂や源泉湯船で冷えた身体を暖めるのにはこれくらいでいいのかな。

湯面には細かい白い湯の花が浮いてる。

やっぱり内風呂の源泉湯船は最高だった。夕食後は混み合ってカオスだったけど、一晩中入れるので、誰もいない時間にゆっくり長湯するの最高。

朝の温泉粥も美味しいし。湯上がりの肌はするする。また行きたい。3年風邪をひかないためには連泊か。

 

白骨温泉 泡の湯
★★★★★
含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
36.0度
pH 6.5
1,790ℓ/分 (掘削自噴)
内風呂(男1女1)露天風呂(男1女1混浴1)
24時間入浴可 加温加水循環消毒なし※一部加温あり
2023.3 宿泊

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東京から松本まで新幹線と特急で2時間50分。あずさでも同じくらい。松本電鉄で30分の新島々からはバスで70分。結構遠い。行きにくい。

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でも行きたい。あのコバルトブルーの露天風呂。玄関の風格にわくわく感が高まる。

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毎分1,730ℓの豊富な湯量。これぞ白骨という大露天風呂。ほんとにこんな色なのっ!と大感動。

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15時に行くとしばらく貸切状態だった。女性には湯浴み着があるし、

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こんな感じで、入り口が男女別で濁り湯なので、混浴といえどあまり気にならない。すごく広いので、近くに人いないし。

コバルトブルー綺麗だし、ぬるくて、気持ちよくていつまでも入っていられる。1時間半以上堪能した。

めずらしい炭酸ガス含有の硫黄泉。湯上がりの肌はするする。

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ぬる湯で超気持ちよくて長湯できるけど冬は冷た過ぎると思う。9月になったばかりの時季で、温かいお湯が出てるとこを探してそこに居続けたい状況だったので。

内湯がまたいい。

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内風呂は木造檜造りの昔ながらの湯治場。風情がある。
左のぬる湯は37度の源泉かけ流しの透明な湯。右はあつ湯で、熱交換で40度に昇温した濁り湯。

このぬる湯が最高に気持ちいい。肌への泡付きがあり、滑らかでつるつるあわあわ。あぁ、また入りたくなってきた。
もちろん飲泉可。酸味がかかった味で、胃腸病、糖尿病などに効果。朝食の温泉粥もまろやかで嬉しい。

遠いところに来たので、ついでに上高地を散歩。

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すんごく綺麗で気持ちいいところだった。

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白骨温泉 泡の湯
★★★★★
含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
36.9度
pH 6.4
露天風呂付き内湯(男性1女性1)大露天風呂(混浴)貸切1(露天風呂付き内湯)
24時間入浴可 加温加水循環消毒なし※一部加温あり
2016.9.3 宿泊

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