長湯温泉 大丸旅館 ラムネ温泉館(大分)

4年ぶりの再訪。

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ラムネ温泉は寒過ぎる冷た過ぎると言い続けてきたけど、真冬になる前に来たら、印象が随分と変わった。

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長湯温泉 大丸旅館(大分) – 温泉手帖♨︎に泊まり、夕食後にやって来たので、以前のような人混みはなく、毎日来てるのかなって常連のおばちゃんお婆ちゃんたちだけだった。前回は三連休の昼間だったから激混み。

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籠とか鍵とかはない棚。

前は大混雑してて、おまけに買ったばかりのお水を盗まれたんだ。

この低い入り口が、そうそう、と懐かしい。大丸旅館の露天風呂やミドリの湯と通ずるものがある、お茶室のにじり口のデザインなのか。

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浴室に入ると異空間。湯治場の雰囲気とも違う、なんだろ。漆喰で作られたナチュラルな洞窟。

こってり茶褐色に色づいた3つの湯船が壁際に並び、テンションが上がる。

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内風呂の源泉はにごり湯。以前は高温ラムネ温泉という源泉名だったと思う。

遊離二酸化炭素が911mgだったので、二酸化炭素泉ではなかったけど、1,010mgで堂々の二酸化炭素泉になってた。

いつも思うけど、これ測定日のコンディション次第の運だよね。

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含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉で、pH 6.4の中性。もう、泉質名見るだけでときめく。源泉かけ流しの適温の二酸化炭素泉なんて、ほんとにない。

源泉温度は11月中旬の測定で40.9度。

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一番高いところにある左側の湯船の湯口は41度。まさに源泉かけ流し。

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投入量が少し遠慮がちで、湯船は38.4度と最高のぬる湯。鉄の匂いがしっかりする。

深そうに見えるのだけど、隣の湯船とあまり変わらない。

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ここから溢れ出るお湯は、隣の真ん中の湯船へ流れ込む。

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少し広い真ん中の湯船は、さらにぬるめかと思いきや、想像を裏切り40度割れの適温。

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湯口から左湯船と同じ41度の源泉が、ざっばざっば注がれていて、暖かい湯船に仕上がってる。

ここと、外のラムネ温泉を行き来してる人が多い。

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ものすごい湯量。湯口の下にいると、ざばざば注がれる音に混じって、ぷちぷちぱちぱちと泡が弾ける音と振動がはっきり感じられる。

ねっとりじっとりした肌触り。天然の保湿成分メタケイ酸が211mgと多く含まれてる。

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3つ目の湯船に湯口はなく、真ん中湯船から溢れ出たお湯がそのまま注がれてる。ここでさえ、すごい泡が立ってる。

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湯温は39度。意外にも暖かく保たれたままの湯温。もっと冷めそうだけど、さすが湯量が多いからか。

3つの湯船の深さはほとんど同じで、これだけが若干浅い気がする。

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やっとここで、外へ排湯されてく。

もうこの3つの内風呂だけで大満足。なんといい湯加減か。塩素消毒もない源泉ざばざばかけ流し。宿泊し遅い時間に来れば、こんなに独泉できるなんて極楽。

しっかり暖まってから、お洒落な扉の向こうの露天風呂へ。

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外に出ると目の前に湯船があり、左奥にシャワーとサウナがある。

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この写真でさえ確認できる、すごい炭酸のあわあわ。

露天風呂は3つのエリアに仕切られていて、手前側が泡付きいいよと看板がある。

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前回は足を踏み入れなかったシャワールーム。主にサウナから出た人用なのかな。いや、洗髪する人もいるのか。

立ったまま利用するシャワーが4つあり、簡単な仕切り付き。

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向かいにあるサウナは結構長細い。

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さて、ラムネ温泉に入ろ。

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左奥に湯口があるので、普段はそこの順番待ち。湯口近くかどうかで、泡付きが全然違う。離れていてもすごい泡なんだけど、近ければ近いほど凄まじい。

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今夜の湯温は30.6度。意外にもそれほど寒くない。長く入っていられるし、そうするとじんわりぽかぽかが感じられる。源泉温度は31.5度。

鉄分で赤茶けた浴槽の中がはっきり見えるほど透明な源泉で、鉄の匂いはほんのり。じっとり肌に馴染む湯感触。

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光で照らされていて、夜でも泡がはっきり見える。

もちろん二酸化炭素泉で、泉質は含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉。

遊離二酸化炭素の含有量は1,400mgと長湯温泉の中でも最も高い数値みたい。

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今回の分析書に湧出量の記載はないけど、以前のには毎分184ℓの自然湧出とあった。すごいな。炭酸が湧いてるなんて。元は個人が所有していたらしい。

家族湯の源泉は、これとは別のラムネ温泉第2源泉なんだとか。てことは、5本源泉があるのかな。

 

長湯温泉 大丸旅館 ラムネ温泉館
★★★★★
[ラムネ温泉]
含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
31.5度
pH 6.1

[にごり湯]
含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
40.9度
pH 6.4
2021.11.20 日帰り入浴

♨︎♨︎♨︎

32度のぬる湯ですごい泡。肌にあっという間に付く泡に「さむい」と描いては消し、消しては描き・・・。

温泉1ℓ中に1,000mg以上の炭酸ガスが溶け込んでいるめずらしい炭酸泉。炭酸泉は血圧を下げる「心臓の湯」。また、皮膚の炎症を抑えたり、リウマチ、坐骨神経痛のような痛みにも効果がある。

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真冬に32度は寒い。それでもたくさんの人びとが露天のぬる湯に入ってる。とろっとした湯で透明だが、湯船には鉄が付着。

炭酸水素塩泉でメタケイ酸も豊富。お肌はするするに。

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内湯は、41度の炭酸水素塩泉。こちらもとろっとしてる。甘みがあり、若干鉄味。茶褐色で湯船には鉄色の堆積物。

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タオルがかわいい。また暖かい時期に来たい。

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長湯温泉 大丸旅館ラムネ温泉
★★★★
[ラムネ1号泉]
含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
32.3度
pH 6.5
[高温ラムネ温泉]
マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
41.2度
pH 6.4
内湯(男3女3)露天風呂(男1女1)サウナ、家族風呂
加温加水循環消毒なし
2017.1.8日帰り入浴

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