白骨温泉 白船荘 新宅旅館(長野)

2回目の白骨温泉。紅葉シーズンを狙って。

 

f:id:ayumu27:20181021085245j:image

 

「3日入れば、3年風邪をひかない」と伝わる、霊泉的効能の高い温泉。気軽に来られたらどんなにいいかと思うけど、アクセスしづらい。

 

f:id:ayumu27:20181020172428j:image

 

東京から新幹線で1時間20分で長野。特急のワイドビューしなのに乗り換え50分で松本。松本電鉄で30分の新島々へ。ここからはアルピコ交通のバスで約1時間。

 

バスの窓からはちょうど紅葉が綺麗に見えた。

 

f:id:ayumu27:20181020172534j:image
白骨温泉といえば乳白色のお湯。乳白色の温泉は強酸性が多く、肌への刺激が強いことが多いけど、白骨温泉は肌に優しい弱酸性。

 

温泉中の炭酸ガスがカルシウムと反応して乳白色になる。硫黄成分の濁りも乳白色。

 

f:id:ayumu27:20181020173026j:image

 

宿の入り口に飲泉場がある。ペットボトルへ入れられる蛇口も。

 

香ばしいような硫黄と炭酸味。ごくごくいける。
f:id:ayumu27:20181020173057j:image

 

まさに白骨のような析出物。
f:id:ayumu27:20181020172850j:image

 

前回は白骨温泉 秘湯 泡の湯(長野) – 温泉手帖♨︎だったけど、今回は白船荘  新宅旅館。足元湧出の貸切風呂があるからここにした。

 

f:id:ayumu27:20181020172931j:image

 

貸切風呂は2つで、宿泊者のみしか利用できない。今回どうしてもこれに入りたくて来たので、5月から予約してチェックイン後の16時から『こなし』に入れるようにした。

 

f:id:ayumu27:20181021184213j:image

 

フロントで鍵を受け取ると、玄関を出て左手の門をくぐり、下へと降りていく。

 

f:id:ayumu27:20181020220141j:image

 

源泉の上に湯船を作っているので地下にある源泉へ降りていく感じ。

 

f:id:ayumu27:20181020194809j:image

 

こなしには露天も付いていて、内湯も露天も共に足元自噴。湯底から湧いている自噴泉に、上から別の源泉をブレンドして使用している。

 

f:id:ayumu27:20181020194821j:image

 

この、この絵面がたまらない。ブルーがかった乳白色の湯の色も、真っ白な湯船も綺麗過ぎる。なんとも美しい。

 

硫黄の匂いが程よくて、旅情を感じさせる。はるばるやって来て良かった。まだ温泉に入ってないけど。

 

f:id:ayumu27:20181020195702j:image
こなしの内湯。足を伸ばして入ると2人がちょうどいいくらい。
f:id:ayumu27:20181020195844j:image

 

見事な湯船の縁。真っ白。
f:id:ayumu27:20181020195433j:image

 

湯の排出口、といっても、ざっぶーんと入ると全面から湯が流れ出るから、全面にこの真っ白な湯縁が出来上がっている。

 

f:id:ayumu27:20181020200336j:image

 

白くてつるつる。触ってても見てても飽きない。ほんとに綺麗な白色。
f:id:ayumu27:20181020195720j:image

 

湯温は41.5度前後。さらりとした湯感触だけど、肌に染み入る感じもある。

 

目に入ってもそれほどしみない。
f:id:ayumu27:20181020195736j:image

 

内湯も露天風呂も両方とも湯底に穴が空いていてじわじわお湯が出ている。時折、ぼこぼこと気泡とともに湯を吐く、らしいのだけど、残念ながらそれは確認できなかった。気泡は季節により差があるみたい。

 

f:id:ayumu27:20181020215350j:image

 

天井が高く、窓もあるし、露天風呂との間の戸もあるので、ひんやり涼しい外気を取り入れて調整できる。

 

f:id:ayumu27:20181020220108j:image

 

露天風呂はこじんまり。こちらはブルーがかってない乳白色。
f:id:ayumu27:20181020215404j:image

 

42度ちょっとあって少し熱い。

 

下から出ている旧源泉は新源泉より少しぬるめ。

 

f:id:ayumu27:20181020215413j:image

 

貸切風呂は本館を出た離れにあるせいか、静か。静寂の中ゆったりお湯を堪能できる。
f:id:ayumu27:20181020215423j:image

 

硫黄と炭酸成分が多く、血管を拡張するのでぽかぽか温まる。湯上がりの肌はするするで、清涼感のある炭酸水素塩泉。

 

f:id:ayumu27:20181021184844j:image

 

飲泉できて、胃腸病や神経性ストレスにも効果がある。

 

自家源泉「あらたまの湯」(新源泉)は毎分250ℓ湧出していて湯温は49.8度。8箇所の浴槽は全て源泉かけ流し。

 

地中で圧縮された炭酸が多量に含まれ、体についた気泡が血行を良くするけど、泡付きは確認できなかった。

 

大浴場は男女別。

 

f:id:ayumu27:20181022231342j:image

 

源泉かけ流しで、24時間入浴できる。

 

f:id:ayumu27:20181021130607j:image

 

もわっと湯けむりと硫黄の匂いが漂う内湯。かなり広いので数人入っていても苦痛じゃない。
f:id:ayumu27:20181021083454j:image

 

壁2辺が洗い場。
f:id:ayumu27:20181021083441j:image

 

見事な白色の湯船の縁。
f:id:ayumu27:20181021083350j:image

 

少しがさつく石灰華。
f:id:ayumu27:20181021083410j:image

 

手すりにも析出物がびっしり。
f:id:ayumu27:20181021083434j:image

 

湯がかけ流されていくところ。木がかろうじて見えてる部分があるので、元が檜の湯船だったと分かる。

 

f:id:ayumu27:20181021130813j:image

 

真っ白。

 

f:id:ayumu27:20181021131354j:image

 

露天風呂はクロックスを履いて、廊下や石段を登っていく。
f:id:ayumu27:20181021083339j:image

 

凍ってるから気をつけてと貼り紙。息も白い。
f:id:ayumu27:20181021083345j:image

 

最低気温が氷点下予想だったから、ほんとに凍りそう。

 

自然の地形をなるべく生かして作ったらしいけど寒い。夜は様子見に行っただけで入らなかった。寒くて入る勇気出なかった。
f:id:ayumu27:20181021083403j:image

 

手前に脱衣所があり、脱衣籠もある。雨や雪よけの被り笠が用意されてる。
f:id:ayumu27:20181021131525j:image

 

朝の露天風呂。
f:id:ayumu27:20181021083428j:image

 

周りは天然木に囲まれていて、北アルプスに連なる山々を眺められる。

 

f:id:ayumu27:20181021084659j:image
朝の光に照らされた黄葉がきらきら。
f:id:ayumu27:20181021084646j:image

 

朝の2時間くらいで、湯の色が違って見える。早朝はブルーが強かった。
f:id:ayumu27:20181021132112j:image

 

どの湯口も飲泉できるようになってる。しかし、この析出すごい。何がどうなったのか‥。
f:id:ayumu27:20181021084709j:image

 

縁は10センチくらい飛び出してきてる。つるつるで当たっても痛くない。
f:id:ayumu27:20181021084630j:image

 

手すりの柱にも。
f:id:ayumu27:20181021084637j:image

 

露天風呂は40度ちょっとで今の季節に抜群の湯温。

 

f:id:ayumu27:20181023154526j:image

 

いつまでも浸かっていたい。出て着替えるのがめっちゃ寒いし。

 

f:id:ayumu27:20181021130346j:image

 

白骨温泉バス停から。

 

ほんのり自分から香る硫黄の匂いがたまらない。あぁ気持ち良かった。

 

f:id:ayumu27:20181021130416j:image

 

白骨温泉 白船荘 新宅旅館

★★★★★

含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉

49.8度

pH 6.5

240ℓ/分

内湯2(男女)露天風呂2(男女)貸切(内湯2露天1)客室露天風呂1

加水加温循環消毒なし

2018.10.20宿泊

コメント

error: Content is protected !!